がれーぢブロガー

バイク、車、建設機械を経験した整備士が車やバイクのメンテナンスや修理方法、おすすめの工具などについて書いています。

【シビリアン】エアサスのエア漏れ修理とグロープラグ交換。

記事公開2019/09/23

 

日産シビリアンのエアサスコンプレッサー周りから微量にエアが漏れているとのことで修理依頼を受けました。

 

エアサス周りのエア漏れというのは、エア漏れの『シューッ!』という音が聞こえれば分かりやすいのですが、エア漏れの音が聞こえにくい場合はエアが漏れている箇所はなかなか見つけられないものです。

 

  

エアサスとは?

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エアサスとは『エアーサスペンション』の略語で圧縮空気で膨らませたショックアブソーバのことです。

車体の重量が増加した場合の車の乗りごこちの改善のためや、車体の安定性を保つ目的で付けられています。

カーイベントやショーカーなどで「ベッタベタ」の低い車高のカスタムカーにも、よく取り付けられていますよね。

 

エアサスのコンプレッサー周りからのエア漏れ

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今回のシビリアンのエア漏れ箇所は、音が聞こえる範囲はエアーコンプレッサー周辺なのですが、明確なエア漏れ箇所はハッキリとしないため石鹸水による泡での判定をすることに。

 

 

エア漏れを石鹸水で特定する

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エア漏れしている箇所に石鹸水などを吹き付ければ、泡が膨らんでしゃぼん玉のようになるのでエア漏れ箇所が分かります。

今回、エア漏れが判明した部分は数ヶ所あり、1つずつ処置していきます。

まず、1つめはエアコンプレッサーからエアタンク間の樹脂ホースのジョイント部分からのエア漏れです。

 

エアホースのジョイント部分

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エアホースのジョイント部分は経年劣化と振動による磨耗により、痩せ細っていました。

このホースは新品に交換します。

 

コンプレッサー本体からもエア漏れを発見

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コンプレッサーの黒いタンク(丸い筒状の部品)のコンプレッサー本体と繋がっている部品からも泡が膨らんで出てきます。


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おそらくOリングなどの部品が劣化しているのだと予想してエアコンプレッサー本体を外していきます。

 

予想通りのOリング不良

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黒い丸い筒状のタンク(正式名知らない)のOリングは部分的に欠けていました。

 

Oリング拡大

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おそらく振動により磨耗していったものだと思われます。

こちらも新しいOリングに交換して処置終了。

 

このシビリアンの年式も古いのですが、それにしても経年劣化と振動による磨耗の具合が酷いですね。

コンプレッサーの取り付けは、防振ゴムとカラーで取り付けてあるはずですが、防振ゴムは劣化してちぎれてなくなっていました。

防振ゴムが無くなると振動が大きくなるので、振動による磨耗がさらに加速します。

 

エア漏れの点検は忘れずに。

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エア漏れ箇所の部品を交換したらコンプレッサーを試運転してエアホースとエアタンクに圧力をかけていきます。

エア漏れの『シューッ!』という音がしなくても念のため石鹸水をかけて、泡が膨らんでこないか確認して異常がなければ終了です。

 

 

シビリアンのグロープラグ交換

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エア漏れ修理ついでの作業ですが、シビリアンのエンジンが朝イチの始動が掛かりにくいため、グロープラグを交換します。

 

赤い○の部分にあるのがグロープラグです。
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【豆知識】グロープラグとは?

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ガソリンエンジンはスパークプラグで圧縮混合気に点火してエンジン始動しますが、ディーゼルエンジンにはスパークプラグがありません。

ディーゼルエンジンは燃焼室の圧縮熱で混合気自体の着火温度に達すると自然に燃焼室内で爆発するのです。

しかし、朝イチのエンジンは冷たく冷えています。当然、朝イチのエンジンの圧縮空気も冷えているので、着火温度に達しにくいのです。

そこで必要になるのが『グロープラグ』です。

グロープラグはガソリンエンジンのスパークプラグのように火花を飛ばす仕組みではなく、グロープラグの尖端が熱線のように赤く焼けることで圧縮空気に着火する仕組みです。

 

グロープラグも消耗品ですので、スパークプラグほどの交換サイクルではないですが、熱やディーゼルエンジン特有の『煤』によって着火性能が低下します。

 

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古いディーゼル車で朝イチのエンジン始動が悪い人は、一度、グロープラグを換えてみれば始動が良くなるかもしれませんよ。

 

おわり。

ハブベアリングの異音?それ「まだ、放置して消耗しているの?」

記事公開2019/09/19

 

走行中にタイヤやホイールあたりから『ゴーゴー』という音や『キュッキュッ』という音が聞こえてきてタイヤやホイールを目視で点検してみたけど、「異音の原因がよくわからないなあ?」なんてことはありませんか?

 

このような場合はほとんどが『ハブベアリング』からの異音が多いです。

 


BMWミニの走行中の『ゴーゴー音?』の症状。

 

ハブベアリングから異音がしている場合は、ハブベアリングが磨耗していてベアリングに『ガタ』があるので部品の交換が必要になります。

 

ハブベアリングの『ガタ』を点検する方法は、ホイールやタイヤを浮かせた状態で、タイヤの上と下を押さえながら上下方向に揺さぶることでベアリングの『ガタ』があれば「ガタガタ」と手に感触が伝わるので確認できます。

 

どうしても異音の原因がホイールベアリングからだと特定が出来ない場合は、プロの整備士がいるピットにGOO!しましょう。

 

 

ハブベアリングとは?

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ハブベアリングとはホイールとドライブシャフトの接続部分にあるベアリングで、車の車体の重さや走行中の『荷重』を常に受けながら回転している部品です。

 

そのため、過酷な状況下にあるハブベアリングには耐熱性、耐磨耗性を重視した材質が使われていますが、やはり消耗部品ですので、いずれは交換が必要になります。

 

 

ハブベアリングの交換

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ハブベアリングの交換方法は車種にもよりますが、多くの場合はホイールを外してブレーキキャリパーやブレーキディスクも外さないと交換できないため、陸運局の許可を受けている足回りを分解整備できる事業所に修理をしてもらうのが一般的です。

 

自分の車の足回りを分解整備するのは許可はいりません。しかし、何か問題があっても自己責任になります。

 

 

ハブベアリングの交換手順

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今回、ハブベアリングの交換手順の例に出すのは、以前に『オルタネーター交換』の記事にも書いたBMWミニです。

 

まず、リフトでもジャッキでもいいですが車のホイールを浮かせてタイヤを外す必要があるのでカージャッキや『ウマ』を用意しておきます。

 

 

ブレーキキャリパーやブレーキローターを外す

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  1. ホイールをはずしたらブレーキキャリパーを外します。(⚠ブレーキホースは外さない!)
  2. 外したキャリパーは作業の邪魔にならないようにズラしてS字フックやインシュロックなどを使って吊るしておきます。
  3. ブレーキローター(ブレーキディスク)を外します。

 

 

ナックルとハブを外す

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  1. ナックルごと外す、もしくはハブだけ外す。
  2. バックプレートを外す。
  3. ハブからハブベアリングを油圧プレスなどで抜いて交換する。(車種によってはハブアッセンブリーで交換する。)

 

『ハブ』はベアリングがハマっているセンターの部分で『ナックル』はステアリングに連結するタイロッド・エンドやロア・ボールジョイントなどが繋がっている土台の部分です。


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多くの場合はナックルごとハブを外してから油圧プレスをつかってハブベアリングを抜きますが、今回のBMWミニの場合はセンターナットを外して、ナックルの裏側のボルトを4本外せば、あとはギヤ・プーラーなどでハブを外せます。

 

セオリー通りの作業も良いですが、整備士は時短作業できないかも常に意識します。

 

 

外したハブベアリングのガタを点検する


BMWミニのハブベアリングの異音。

 

  1. 異音がしている問題の箇所を確認する作業で、ハブベアリングを素手で回転させてみて、『ゴリゴリした感触』や『ジャリジャリした異音』が感じ取れるかを確認します。
  2. このときに素手にゴリゴリ感を感じないようなら、もしかしたら別の箇所の異音かもしれません。

 

 

新しいハブベアリングに交換する

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  1. 油圧プレスをつかって新品ベアリングを入れていきますが、圧入するさいはハブ、ベアリング、ベアリング径のソケットなどの当て物が真っ直ぐに入っていくように確認しながら慎重に入れていきます。BMWミニのようなハブアッセンブリーの場合はシャフトのセンターナットを少しずつ締め込みながら取り付けしていきます。ナックルの裏側の4本のボルトも仮付けしておきます。
  2. シャフトのセンターナットはドライバーとハンマーでつぶす『回り止め』が付いているタイプの場合はナットも新品に交換します。締め付けトルクは車種ごとのサービスマニュアルを確認してください。

 

 

ハブボルト、ホイールボルトのサイズ違いには注意する。

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最近は純正部品以外の色々な『イミテーション品』がECサイト(インターネット通販)で簡単に購入できますが、車検証の記載情報の確認欄がないようなネットショップからの購入ですと、自分では間違いのない製品をちゅうもんしたはずが年式違いやグレード違いの製品が届いたりすることがあります。

 

全てのイミテーション品が不良品とは限りませんが製品の取り付け寸法が合わないなどの不良品があることはよくあるようです。

 

ハブボルトやホイールボルトのサイズ違いの製品が届いたりなんてこともあったりするとか。

 

 

 

ハブベアリング交換工賃は?

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ハブベアリングの価格は車種によって違いますが、イミテーション品で片側3,000円~7,000円ほどが目安で、純正部品で片側3,000円~15,000円ほどといったところでしょうか。

 

ハブベアリングの交換工賃は片側3,000円~12,000円といったところです。

 

 

『ハブベアリング異音ガタガタ』放置するのは車検通る?

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車検での足回りの検査というのは、かなり厳しい検査基準があります。

 

安全に道路を走行するためには少しでも異常があれば部品の交換をしておかないと重大な事故につながったりします。

 

四輪自動車の車検ではサイドスリップテストという検査項目がありますが、ハブベアリングにガタがある場合は、足回りのアライメント調整が狂っていることがあるのでサイドスリップテストで検査に合格しない場合があります。

 

車検に通るかどうかより、安全に事故を起こさないかの方が重要ですのでハブベアリングの異音やガタがあるのに放置するのは絶対にやめましょう。

 

 

ハブベアリング交換の関連部品 

ハブベアリングの交換をするときには、あらかじめ用意しておいた方が良い工具や部品がありますが、その中でも最低限用意しておけばよい物をピックアップしてみました。

 

 

ハブベアリンググリス

 

ハブベアリングプーラー
馬 ジャッキスタンド

 

ローダウンジャッキ 

 

エンジンの異音?その音は、もしかしたらアイツかも?原因と対処法。

(※2019/12/22 記事更新)

 

こんにちは。

建設機械、車、バイクの整備士を経験してきたフリーランス整備士ブロガーのぼすです。

 

エンジンルームから異音がしている場合に、考えられる原因はいくつかありますが、もしかしたらその異音はエンジン内部の部品が損傷していてエンジン自体がダメになっているかもしれません。

 

エンジン内部の部品の交換やエンジン自体の乗せ換えは修理代が高額になる場合が多いです。

多くの場合は修理代が高額になるなら車を買い替える人がほとんどですね。

 

 

「エンジンルームから異音がしているが、原因がさっぱりわからない。」

 

「エンジンが掛かっていると、色んな音が混ざってどの部品から異音がしているのかわからない。」

 

この記事では、エンジンルームから聞こえる異音について考えられるよくある原因をまとめました。

 

エンジンルームからの異音の原因をつきとめるには、それなりの整備経験が必要になりますが、故障車修理の経験が無くても異音の種類である程度の故障かしょの特定はできます。

 

 

 

エンジンの異音の種類と原因と対処法。

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まず、エンジンルームからの異音の種類をよく聞き取ります。

 

エンジンルームからの異音でよくあるのが

『シャー音』

『キュルキュル音』

『カチカチ音』

『キンキン音』

『キーン音』

『ブゥーン音』

『ウイーン音』

『ガラガラ音』

『カタカタ音』

『ニャ~ニャ~音』

『ヒュー音』

『カラカラ音』

などです。

 

この記事ではエンジンの異音の種類別のよくある原因と対処法を書きました。

 

また下記に書いた原因箇所以外にも異音が発生している部分があるかもしれませんので、よくわからない場合は整備のプロに相談してみましょう。

 

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エンジンルームの異音がキュルキュルやギャー音

 

  • 『キュルキュル音』『ギャー音』の原因はベルトの滑りが考えられます。エンジンをかける瞬間だけ音が鳴ったり、カーエアコンのスイッチを入れたら音が鳴ったりするのは、まず間違いなくベルトの滑りです。ベルトには種類があり、ファンベルト、クーラーベルト、オルタネーターのベルトと別々に1本ずつ付いているものもあれば、1本のベルトだけですべてを駆動している車もあります。ベルトが滑るということはベルトが磨耗しているので、ベルトの調整が必要になりますが、調整限界まできているものや、ベルトにひび割れなどがあるものはベルトの寿命ですので交換しましょう。


 

エンジンの異音がカタカタやカチカチ音

 

  • 『カチカチ音』『カタカタ音』は何ヵ所か原因があるのですが、よくあるのはエンジン本体からの異音です。「タペット音」とか言われるバルブクリアランスの過大によるのがこの音の場合が多いですが、たまにエンジンのピストンがシリンダーに当たって発生している音の場合もあります。タペット音はバルブクリアランスの調整で消える場合とカムやロッカーアームといった部品の交換が必要な場合とがあります。ピストンやシリンダーからの異音の場合はエンジン本体のオーバーホールが必要になる場合がほとんどですので、作業にかかる工賃や部品代もわりと高額になってしまいます。

 

 

エンジンの異音がシャーやガラガラ音

 

  • 『シャー音』『ガラガラ音』のよくある原因は、各ベアリングの磨耗による音です。ベアリングは種類もたくさんあり、エンジン本体や周辺部品のいたるところに使われていますが、ベルトの『テンショナープーリー』などの異音は聞き取りやすいし判断しやすいと思います。ベアリングはエンジンの周辺の部品であれば比較的かんたんに交換ができる場合が多いので、作業工賃もそこまで高額にはならないですが、エンジン内部からのガラガラ音やミッションケースからのガラガラ音の場合は分解、交換の工賃が高額になってしまいます。また、このような場合はほとんどがエンジンの載せ換えになる場合がほとんどですね。下記に参考記事を用意したので興味があれば覗いてみてくださいね。⬇⬇⬇

     

    www.garage-blogger.com

     

 

エンジンルームからの異音がブウーン音

 

  • 『ブゥーン音』は特別に気にする必要はないと思います。なぜなら、エンジン周辺にはエンジンを冷却するための『エンジンクーリングファン』や『ファンモーター』が付いていて、これらの部品が回転しているのでファンから出る風の音やモーターの音だからです。スバルのサンバーなどにはエンジンを停止した後もエンジン温度が下がるまで回り続けるファンが付いていますがこれは異常ではありません。こちらも下記に参考記事を用意したので興味があれば覗いてみてください。⬇⬇⬇

     

    www.garage-blogger.com

     

 

エンジンルームからの異音がウイーン音

 

  • 『ウイーン音』はエンジンにある各機器の制御用のモーターの音の場合ならあまり気にする必要は有りませんが、「パワーステアリング」のポンプやモーターから『ウイーン音』が出ている場合はパワステオイルなどの点検や交換が必要になったりします。

 

 

エンジンの異音がキンキン音

 

  • 『キンキン音』はエンジンを止めた後によく聴こえることがあるので、気になっている人も多いかもしれません。この音は暖まったエンジンや排気管(エキゾーストパイプ)が冷えるときに発生する音で異常ではありません。暖められた金属は膨張しています。金属が冷えるときには収縮するので、金属部品の材質の違いにより膨張率が異なる金属同士の会わせ面や取り付け部分が収縮するときの摩擦により音が発生しているといわれています。

 

 

エンジンの異音がキーンやヒュー音

 

  • 『キーン音』『ヒュー音』のような甲高い音の場合は、エンジンの吸気音が考えられます。エアクリーナーを吸気効率の良いものに交換してあったりすると明確に音が聞こえることが多いです。また、エンジンには色んな『負圧ホース』が付いていますが、これらのホースが外れている場合も空気を吸い込む音が聞こえることがあります。

 

 

エンジンルームからの異音がニャーニャー音

 

  • 『ニャ~ニャ~音』がエンジンルームから聴こえたときはエンジンに異常があるので絶対にエンジンをかけないでください!ただちにボンネットを開けてエンジンルームの中に異常がないか確認してください。『ニャーニャー音』が聞こえたばあいは必ずエンジンルームに『猫』がいるはずです。(ФωФ)…。寒くなってくる時期によく起こる現象で、暖かさを求めた猫が車体の下のすき間から侵入することがあるのです。猫が侵入していないか確認するために通称『猫バンバン』をしてみましょう。『猫バンバン』とは、ボンネットをバンバンと叩いて音で猫をビックリさせて追い出す方法です。『猫バンバン』をしてもまだエンジンルームから『ニャーニャー音』が聞こえる場合は、エンジンルームの隙間に挟まって抜け出せない子猫が怖くて固まって動けないでいるのかもしれません。
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エンジンルームからの異音がカラカラ音

 

  • 『カラカラ音』は何かの部品が外れかかっている場合が多いです。外れかかっている部品が他の部分と接触してでている音の場合がありますので、ボンネットを開けてただちに確認しましょう。『カラカラ音』の具体的な症例についてはこちらの記事のような事例もあります。⬇⬇⬇

 

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エンジンの異音の箇所を特定する方法 

エンジンがかかっているとエンジンのファンの音や排気の音、吸気の音などが混ざって聞こえる為、異音がしている箇所の異音の音が小さい場合はなかなか異音の箇所を特定することが出来ないと思います。

 

騒々しいエンジンルームで異常な箇所を特定するには『聴診器』を使います。はい。ドクターが患者さんの診察で使っているやつですね。

 

整備士さん達も「車のドクター」と言われていますが、聞き取りにくい故障個所の特定には聴診器を使うことがあります。

 

 

 

エンジンの異音に添加剤 

エンジン内部の部品からの異音の場合は、バルブクリアランスの調整やタペット調整などで異音が消える場合がほとんどですが、調整しても異音が消えない場合はカムシャフトやロッカーアームが限界まで摩耗していて部品の交換になるのですが、部品の交換まではしたくない人は、とりあえずエンジンオイル交換時に添加剤を入れてみるのも良いでしょう。

 

エンジンオイルの添加剤のほとんどはエンジン部品の金属表面に特殊な膜をコーティングしてエンジン部品の摩擦を減らす効果があります。

 

確かに添加剤によってはエンジンの異音が少しだけ小さくなったりすることが有ります。

 

 

 

バイクのエンジンの異音 

バイクのエンジンから異音がする場合は車に比べて部品が少ないため異音の原因を特定しやすいですが、エンジン内部の部品の損傷や摩耗による異音の発生のことが多いため上で紹介した『整備用の聴診器』を使用して故障個所を特定するのが良いでしょう。

 

バイクのエンジン内部もベアリングやピストン、シリンダーやカムシャフト、ロッカーアームなど、エンジン回転にともない発生する部分がほとんどですので、エンジンの分解やエンジン本体の交換になる場合もあります。

 

エンジン内部でない場合はエキゾーストパイプの排気漏れの音や、エンジンの吸入空気の音が考えられます。 

 

エンジンが故障してエンジンがかからなくなってしまった場合は、修理代金が高額になる事がほとんどです。修理代金で新しいバイクを買えるほどになる事もあるのでバイクを手放す人も多いです。

 

 

エンジン異音がするバイクは買い取ってくれるのか?

エンジンから異音がしていれば、たいていはエンジン内部の部品が摩耗していることがほとんどですので、マイナス査定をされないかは誰もが気になるところです。

 

走行距離が増えれば必ずエンジンの摩耗は発生しますので、音が出ているバイクが多いのも事実です。まずは一度問い合わせして聞いてみるのが良いでしょう。

 

問い合わせして聞いてみるだけなら無料ですしね。)^o^(

 

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まとめ、エンジンの異音はすぐに点検を。

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エンジンの異音は確実に原因があります。

 

人間の体調とおなじですが、早期発見、早期の対処で故障の被害や範囲は最小限ですむこともあります。

 

自分で異音の原因を特定できない場合は、経験豊富なメカニックに診てもらうのが一番確実なので、信頼できる整備工場に問い合わせしてみましよう。

 

 

オルタネーターとは何?BMWミニのオルタネーター故障修理交換記録。

(※2019/12/21 記事更新)

 


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先日、友人からの仕事依頼でBMWミニのオルタネーター交換をしました。

 

BMWミニのオルタネーター交換は、ハッキリ言って「めんどくさい!」です。

 

ってか、エンジンルーム狭すぎる車種はどんな車もやりにくいんですけどね。

 

今回の記事内容はBMWミニのオルタネーター交換修理記録となっておりますが、私のようにめんどくさいやり方をしなくても「簡単に交換できるよ。」という人の参考にはならないと思います。

 

 

 

オルタネーターとは何か?

オルタネーターが何かをしらない人に説明させてもらいますが、知っている人は読み飛ばしてください。

 

オルタネーターとはエンジンの周辺に付いている『発電機』のことです。

 

バッテリーはオルタネーターで発電した電気を蓄えて、エンジン始動時のセルモーターを回す力や、カーエアコンを作動させるのに必要な電気エネルギーを消費してしまうので、エンジンが回転している間は常に充電してやる必要があります。

 

オルタネーターが故障してしまってはバッテリーに電気が充電されなくなるので、バッテリー上がりの原因にもなり、エンジンがかけれなくなったりします。

 

 

オルタネーターの異音?BMWミニの修理記録


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通常、オルタネーターを交換する場合って『発電してない。』から交換するのが大半ですが、今回のBMWミニは違っていました。

 

エンジンルームからは『カラカラ音』が聞こえてきて明らかに何かが外れかかっている異音がしています。

 

 

オルタネーターのプーリーがもげそう!?


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はい、オルタネーターのプーリーが見事にかたがっております。

 

そしてベルトは外れて脱落しております。

 

このような状態になるまで気がつかないものなのか疑問ですが、オーナーさんはこの状態で走行してきたそうです。

 

 

 

 

オルタネーターの交換作業

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記事の冒頭で言いましたが、BMWミニのオルタネーター交換はめんどくさいですね。


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フロントバンパーを外して、フロントのアルミフレームをはずして、ラジエターの取り付けステーを半分ぐらい外して、ラジエターをずらしてできたすき間から工具がやっと入るぐらいの感じです。


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下からも工具は入りますが、なにせローダウンしてあって車高が低いのと、リフトが無いのでフロントバンパーを外す作戦で交換作業をすることにしました。 

 

 

オルタネーターのベルトも新品に交換


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オルタネーターを駆動しているベルトはエアコンのコンプレッサーや他の機器も同時に駆動しているのですが、このベルトが外れてしまったり切れてしまったりしたら、エアコンが効かなかったりパワーステアリングが効かなくてハンドルが重たくなったりします。

 

今回のBMWミニはベルトが切れてなかったですが、ベルトが外れていたのでエアコンは効かなかったはずです。

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ちょっと写真が分かりにくいかもしれませんが、オルタネーターのベルトは削れて『ささくれ』が出ていましたので、ベルトも新品に交換しました。

 

 

 

オルタネーターのプーリーはこんな状態になっていました。


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外したオルタネーターのプーリーは見事に傾いていますが、何故か外れかけの『カラカラ』状態のままで保っていました。

 

オルタネーターのプーリーはセンターのナットとスプリングワッシャーだけで止まっていますがナットは緩んだ状態になっており、試しに締めてみても締まらず、緩めてみても緩まずの「フリーで引っ掛かっている状態?」とでも言いましょうか?そんな不安定な状態でした。

 

 

オルタネーターのプーリーが違う


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新品のオルタネーターを着けようと新品を確認したら、ここで問題が発生。

 

新品のオルタネーターのプーリーが左側で、外したオルタネーターのプーリーが右側です。

 

プーリーが外側にでている高さが全然違いますね。型式を確認して注文しているのに何でこんなことになるんでしょう?

 

元のプーリーは取り付け部分のセンターがガタガタで新品には付けれません。

 

まあ、作業始める前に部品の確認していない私も悪いです。

 

ここで作業は一旦中止になりました。

 

 

オルタネーターのリビルト品を探す


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注文した新品のオルタネーターは、付いていた元の部品と違うものが来たので、オルタネーターのリビルト品を探すことにしました。

 

ちなみに、「リビルト品」とは再生部品のことで、故障した部分をオーバーホールして内部の消耗品などをこうかんしてある非常にエコな部品です。

 

ただしリビルト品は大抵の場合は、外した不良部品をリビルト品の代わりに送るのが一般的ですので、外した部品は捨てないようにしましょう。

 

 

 

ベルトのテンショナーはやりにくい


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BMWミニのベルトのテンショナーはとても狭い空間に付いていて、新しいベルトを付けるときはテンショナープーリーを緩めないとベルトを掛けれないのですが、テンショナープーリーには工具をかける部分も見当たりません。

 

何かしらの特殊工具が必要なのでしょうか?バールでなんとかプーリーを緩める方向に押しながらベルトを掛けました。

 

テンショナープーリーのスプリングが写真中心付近にみえるでしょうか?

 

狭すぎてやりにくいです。

 

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オルタネーターの電圧を測る

1週間後にリビルト品がきたのでちゃちゃっとオルタネーターの交換を終わらせて、忘れちゃいけない電圧の測定をします。

 

リビルト品と言えど新品ではないので、めったには無いですが、たまに充電しない不良品があることがあります。

 

充電電圧の測定はオルタネーターのB端子にテスターのプラスをあてて、マイナスはボディーアースにあてて測定します。

 

充電電圧は13V後半~14V前半ぐらいあれば正常ですが15Vを常に越えるようであれば、過充電(充電しすぎ)となりレギュレーターの故障が疑われます。

 

ちなみにBMWミニのリビルト品の充電電圧は正常範囲内でした。

 

 

オルタネーターの寿命はどのぐらい?

みなさん、自分の愛車が走行距離が増えてくると色んな部品が壊れてこないか心配になるものですが、オルタネーターのような電装品だって内部のブラシやベアリングは消耗品ですので、いつかは必ず壊れます。

 

では、『いつ壊れるのか?』ですが、がブラシやベアリングの磨耗限界がくる12万~13万㎞ぐらいがガソリン車の平均データらしいです。

 

また、長時間の熱を受けるとオルタネーターの内部のベアリングは磨耗しやすいので、アイドリングで長時間放置するのは寿命が早くなりやすいようです。

 

 

オルタネーターの交換費用はいくらぐらい?

オルタネーターの新品の値段はわりと高めで、4万~5万円ぐらいが多いです。

 

リビルト品のオルタネーターで1万~2万円ぐらいでしょうか。

 

ただし、リビルト品はこわれた部品をかわりに送る前提の価格です。

 

オルタネーターの交換工賃は車種にもよりますが、だいたい5000円~10000円ぐらいが相場のようですね。

 

 

オルタネーターチェッカーとは何?

オルタネーターやバッテリーの状態を確認するために、わざわざボンネットを開けてテスターをあてなくても室内で確認できるグッズがあります。

 

しかも、安くてシガーソケットに挿すだけなので、手間いらずで安心です。

 

バッテリーとオルタネーターがいつ壊れるのかビクビクしながら毎日クルマに乗るよりは、ある程度状態がわかっていた方が安心ですね。